齢40にして、なんの脈絡もなく『アンパンマン ペロペロチョコ』をもらった。
いつもの友人の、友人から頂いた。
その人には一度だけお会いしている。と言っても、ちらっと挨拶しただけだが。ただ、いつもの友人を介してお互いの存在をそれなりに知っている感じだ。
で、なぜこれを私に?精神年齢がバレているのか。
このお菓子は対象年齢何歳くらいだろうか。3・4歳から小学校低学年くらいがターゲットか?そして「齢40にして」とかなんとか書いたのだが、そもそも小さい頃にこのお菓子を食べたことがない気がする。
発売年を調べてみたら1989年と書いてあった。
これは大変微妙な年だ。小学校に入ってからアンパンマンが好きだったことがないので、もしかしたら食べたことがないのでは。
ということは、初めて食べることになるのか。
この年齢になると、わりと色んなものを食べてきている。たまに海外の食べ物だとか、未知の食べ物を食べることはあるにせよ、初めてというものが減ってくる。
だが、子供用のお菓子を改めて食べるなんていうことはほとんどない。我が家には子供がいないので、わざわざスーパーなどで目にとめることもない。
という訳で、この歳で「人様からもらって、初めてアンパンマン ペロペロチョコを食べる」体験をすることになってしまった。なんかサラッと食べようとしてたのに、食べにくくなってしまったな。
とはいえ、ここからはペロペロしながら書こうと思う。
(どうでもいいが、ペロペロチョコというネーミングもどうにかならなかったのか。他の擬音とか…意外とないか)
私はアンパンマンのテレビ放映を観たことはあっても、グッズを買ってもらったりした覚えがない。アニメの放映が1988年からで、当時6歳。
おそらくその頃は、アンパンマンは男の子向けという空気があったと思う。彼は(たぶん)男性で、ヒーローだからだ。
今となってはどっち向けとかないだろ、と思うのだが。出てくるキャラクターも女の子(と思われる設定)が少なかった気がする。
戦隊ものでも「〇〇ピンク」みたいなのが女性、リーダーみたいなのはたいてい男性だった。
その代わり女性が主役の『魔法少女ちゅうかないぱねま!』やら『美少女仮面ポワトリン』があった。いぱねまは島崎和歌子姉さんである。可愛かった。シリーズ最短で終わってしまったらしいが。
最近は「明確な男の子向け女の子向け」が少し減ってきた気がして良いなと思う。
私の頃はランドセルすら赤か黒しかなかった。黒が良いと思っていた私は自動的に赤を買い与えられ、歯軋りしたものだ。親には言わなかったと思うが、結構ショックだった。
あとダサい。ランドセルは便利だけどダサい。子供の体には負担がかからないように設計されているとしても、小学校低学年の子どもにはデカすぎるし、ダサい。子供の頃はとにかくそれが嫌だった。
横にリコーダーが挿せるとか、鍵がしっかり閉まるとか知ったこっちゃない。もっとカッコいいものが持ちたかった。
何が言いたいかというと、子供は思った以上に意思や好みがはっきりしている。大人になると忘れてしまいがちだが。ただそれを伝える術(主に言葉)が未熟なだけだ。
子供に対して、なにか決めつけて話をしないようにしたいなと思う。だいたい、子供の方が頭が柔らかくて発想が自由だったりする。経験値が低いということは、先入観がないという長所でもある。
子供の意思は汲み取りつつ、こちらも先入観なしで話ができたら楽しいと思う。自分の家に居ない分、人様の子供には優しくできたらいいなと思っている。
そんなことを子供向けのお菓子をもらって考えた、という日記。
ペロペロチョコ、終了。
案外柔らかかったので、舐めないで噛んで食べてしまった。大人だし。味はチロルチョコだった。ちょっとだけ粉感が多めのチロルチョコ味。
ちなみにパッケージを開けたところ、
『あかちゃんまん』が出てきた。
なんだろう、私が赤ちゃんとでも言いたいのか。そうですか。
そういえば、私は数年前まで完全に社会から外れたところで生きていたので、40にしては経験値が低く子供っぽいかもしれない。
ということは、自由な発想で面白いことを思いつくかもしれないな。やったね。
(ということにしておいてください。企画書が煮詰まってます。)
おまけ。
記事を読みながらのたうち回っています。何この美しい中華料理は。
町中華のチャーハンとか餃子が大好きなんですけど、こういうのはまた別物として食べてみたい。鮑!海老の沖漬け!ちまき!ライチ!